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「調べるほど戦争の恐ろしさが…」 大刀洗平和記念館で中学生ガイド


Desmond Milligan

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博多湾で引き揚げられた旧陸軍の九七式戦闘機の前で来館者に説明をする中学生たち=福岡県筑前町の町立大刀洗平和記念館で2025年8月18日午後2時34分、谷由美子撮影 拡大
博多湾で引き揚げられた旧陸軍の九七式戦闘機の前で来館者に説明をする中学生たち=福岡県筑前町の町立大刀洗平和記念館で2025年8月18日午後2時34分、谷由美子撮影

 福岡県筑前町高田の町立大刀洗平和記念館で、町内の中学生が来館者に展示内容などを紹介するボランティアガイドを務めた。

 同館は、旧陸軍の航空拠点の一つで特攻隊の中継基地ともなった大刀洗飛行場の跡地にあり、太平洋戦争に関する資料を多数収蔵、展示している。中学生ガイドの取り組みは、町の歴史を知り命の大切さを学ぶことなどを目的に、町教育委員会などが2016年度からコロナ禍を除き毎年実施。当初5人だった参加者は徐々に増え、今年は定員を超す応募があったという。

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 今回参加した三輪、夜須両中学校の2、3年生21人は、7月から、空襲で児童31人が犠牲になった「頓田の森」など周辺の戦跡巡りや、鹿児島県の知覧特攻平和会館見学などを経て準備を進めてきた。

 2日間のガイドの最終日となったこの日は、7組に分かれ、飛行場の概要や、米軍爆撃機B29と展示中の日本の零戦との比較、大刀洗にゆかりのある特攻隊員、また空襲被害などについて、自作した説明用の画用紙を手に、クイズも交えながら来館者に説明した。

 3年連続でガイドを務めた三輪中3年の原口和輝さん(15)は「調べれば調べるほど戦争の恐ろしさを感じ、二度と戦争をしないために、多くの人に知ってもらうことが大切だと思った」と話した。同じく夜須中3年の岡島真虎(まこ)さん(14)は「町に戦争遺跡があるので参加した。平和が当たり前と思わないように生きていきたいし、国の指導者たちには、武器ではなく話し合いをと伝えたい」と平和への思いを新たにしていた。【谷由美子】

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